肌を活性化して乾燥を防ぐ
お肌を守るバリア機能
肌が乾燥しがちな人は、肌のバリア機能が低下してしまっています。肌のバリア機能が正しく働いていると、皮脂が膜のように肌の表面を覆って角質細胞に含まれる水分を閉じ込めてくれますので、しっとりとしたお肌になります。またそのようなお肌は、角質細胞の大きさがそろっていて、それぞれの細胞がしっかり結びついているので、紫外線や汚れなどの外部からの刺激から肌を守ってくれるのです。
肌を活性化させるには
しかし肌が乾燥してしまうと、角質細胞がめくれ上がってその隙間から刺激が肌に侵入してしまい、その刺激で肌の細胞が生まれ変わるサイクル(肌のターンオーバー)が乱れてしまいますので、角質細胞が不揃いなってしまい、一段と隙間ができて肌がより乾燥しやすくなるという悪循環が起こるのです。肌が乾燥しがちな人は、化粧水などで肌の保水成分を補ってあげるのはもちろんのこと、肌のバリア機能を高め、身体の内側からも肌が乾燥するのを防ぐために、マッサージでお肌を活性化させ、肌のターンオーバーを正常にしてあげましょう。
肌の乾燥を防ぐマッサージ
肌を活性化させるマッサージは、洗顔の後、顔全体にマッサージクリームをつけたら、
1.あごは中央から顔のラインに沿って、円を描くように指を動かします。
2.口角から耳の中央に向かって、円を描くように指を動かします。
3.目の周りは目頭からこめかみ、鼻の付け根へ向って円を描くように指を動かします。
4.眉に沿って、顔の内から外に、円を描くように指を動かします。
5.最後に活性化した肌を落ち着かせるため、 あごからこめかみ、目頭からこめかみ、 額の中央からこめかみへと軽くなでます。
マッサージする時は、両手の中指と薬指の腹を使って肌の上を滑らせるように優しくマッサージしてあげてください。
このマッサージすることで、肌の真皮の毛細血管の血行が促進され、肌の奥の組織や
リンパ線の活動が活発になるため、肌の内側から乾燥を防いでくれます。